今回の滞在先であるSt Mary’s Collegeでの研修も本日が最後です。午前はmindset (マインドセット)について考える内容でした。じゃんけんで、相手より先に細胞→卵→恐竜→人間→スーパーヒーローに「進化」できるかどうかの身体を使ったアクティビティから始まり、その後はグループでのディスカッションを通じて、いい意味でのマインドセットを繰り返し、振り返り、生涯をかけて学び続ける態度がその後の人生における選択や行動、結果、成功、他者との関係に影響を与えるのだと実感出来る内容でした。
午後は「この研修を通じて学んだこと」をテーマに20人それぞれのスピーチです。昨晩は夜中まで原稿を書いたり、練習していた様子でしたが、本番はとても堂々と語っていました。それぞれが日本で自分が苦手だと思っていたこと、あるいは固定観念に縛られていたこと、などを振り返り、この研修でどのような発見があったか、これからの自分は何をしたいか、ということをそれぞれの体験や考えをもとに自分の言葉で語りました。
生徒たちは本番直前までとても緊張していましたが、どのスピーチも個人個人の自分の人生に対する真剣な思いを反映していて、胸を打つ内容で素晴らしかったです。これからこの研修で学んだマインドは今後の学校生活、進路、社会生活においての彼らの指針になってくれ、周りにいい影響を与えてくれる、そんなことが実感できたそれぞれのスピーチでした。
夕食後のセッションでは終了証書も渡されました。 St Mary’s Collegeでの研修はインストラクターの先生はもちろん、現地の大学のStudent Leadersの存在なしには語れません。とくに大手前の男子生徒は仲良くなったSt Mary’s College男子大学生と食事の時間も惜しんでスポーツを楽しんでいました。歳もちかく親身になって助けてくれた彼らとの別れの場面では涙も見られましたが、グローバルな現在、また何らかの形でこれからも繋がっていけるはずです。
明日は最終日、Stanford Universityなどを訪問してそのまま晩の飛行機で帰国します。大阪に接近するかもしれない台風の進路が気になるところです。またWifi環境によっては帰国後の報告になるかもしれませんがご了承ください。参加生徒の保護者の皆さんは、帰ったらひとまわりもふたまわりも成長した彼らの話をたくさん聞いてあげてください。