日本時間8時45分、定刻通りに関空に着陸し、手続きを経て9時半ごろに無事解散しました。事故もなく、皆元気に帰ってきました。
2019/7/10
既に帰国しておりますが、7月10日、11日の日記をアップロードいたします。
7月10日はペングライス校での最終日でした。
午前は大手前生が出発前から多くの時間をかけて準備してきたプレゼンテーションの発表でした。大手前高校の紹介、日本のアニメキャラに関するクイズ、そして桃太郎の劇をしました。ペングライス生の反応は良く、日本への関心の高さが伺えます。
午後はアートクラスに参加させて頂き、大手前生がペングライス生に書道を紹介しました。
夕方からは「さよならパーティー」を開催して頂きました。10日間の濃い時間を一緒に過ごしたホストスチューデントとの別れはやはり寂しく、皆、涙とハグで再会を誓っていました。
7月11日は朝便に乗るため、早朝3時に学校を出発しました。公共交通機関は動いていないため、ペングライス校の先生方のご厚意でミニバスで空港までお送り頂きました。始めから終わりまで、ペングライスの方々の優しさ、ご厚意に助けて頂いた交流だと実感しています。
以下、生徒の日記です。
7月10日水
朝から学校へ着くとすぐプレゼンの会場へ向かいました。自分なりにはきはきと話せたと思います。
桃太郎の劇ではなかなか反応が良かったと思います。
午後からのお別れパーティでは、手紙を交換したり、プレゼントを渡し合ったりしました。最後は校庭に出て別れのハグをしました。ウェールズで出会えた大切な人達とまたいつか、会うと心に決めました。
7月11日木
2時に起きて支度を済ませ、ティーチャーとペングライスへ向かいました。暗闇の中荷物をバスにつめてバーミンガム空港へ出発しました。帰りの飛行機は行きよりも長く感じました。
ウェールズで体験した経験はこれからの僕の人生に良い意味で大きな影響を与えると思います。このような経験をさせていただいた親、先生方、金蘭会の方々、ウェールズにいる人達に感謝を伝えたいです。
2019 / 7 / 9
英国派遣での滞在も残すところわずかとなってまいりました。今日も全員元気に過ごしております。
昨日のポストでも触れましたが、今日はSports day(体育祭)がありました。
入場行進、ラジオ体操、プログラムナンバー3番、、、と続く大手前の体育祭とは大きく異なり、生徒各自が参加したい種目に五月雨式に参加します。
本年度派遣生徒の中には自治会で体育祭を運営する側にいた生徒もいますが、事前に聞いていた「体育祭」という言葉から想像していたものとの違いに驚きもあったようです。
なお、2年前・4年前同様、今回も大手前生は大手前ジャージで参加しております。(一部、陸上部ジャージ)
夕方には湖でペングライス生とともにカヤック体験を行いました。サーフィン同様これが初体験という生徒も多かったですが、すぐにパドリングにも慣れて、途中からはパドルで水をかけあってずぶ濡れになっておりました。
以下、生徒による日記です。
まずはじめに、このような貴重な体験をさせていただいて、本当にうれしく、感謝しています。長いと思っていたアベリストウィスでの日々ももう残り1日となってしまいました。
今日はスポーツデー、そしてその後カヤックをしてBBQととてもハードなスケジュールでした。
スポーツデーは日本でいう体育祭ですが、日本の体育祭と違って開会式もなく、指定の体操服を着ている人もほとんどおらず、自由な感じでした。私は大手前生4人で100M×4のリレーに参加しました。そしてなんと1位になりました!みんなで盛り上がることができて、すごく楽しかったです。
スポーツデーが終わってから、街まで歩いてショッピングをしました。ペングライスのみんなと楽しく話しながらだったので、とても楽しかったです。バスに乗ってカヤックをする湖へ行き、カヤックをしました。はじめは、みんななかなかうまく漕げていなかったのですが、最後にはカヤックでおにごっこをしたり、カヤックの上に立ったり、みんなで湖に飛び込んだり!それぞれとても楽しそうでした。その後、おいしいホットドッグをいただいて、あっという間に1日が終わりました。
明日はペングライスのみんなと過ごせる最後の日。とても寂しいですが、おもいきり学び、楽しみます。
いよいよ明日はペングライスで過ごす最後の1日です。午前に練習を重ねてきたプレゼンテーションを行い、夕刻からはFarewell Partyに参加する予定です。
2019 / 7 / 8
今日も全員元気に過ごしております。
今日は家庭科の授業への参加(調理実習)、日本の遊び(けん玉や折り紙)の紹介、蒸気機関車に乗ってDevil's Bridgeへの訪問を行いました。
調理実習で作成したWelsh Cakeは見た目こそパンケーキのようですが、かなりずっしりとしています。ウェールズにはかつて炭鉱が多くあり、坑夫が手軽にとれる昼食として持ち歩いていた、とのことです。そのためか、1枚食べるとお腹にずしりとくる感じがします。ずしりとくるのに甘くておいしいのでついついもう一枚…
蒸気機関車に乗ってDevil's Bridgeへ。
18世紀以来多くの観光客を引きつけてきた風光明媚な景勝地です。かのWilliam Wordsworth もこの地を訪れ、'To the Torrent at the Devil's Bridge' (1824)という詩を残しています。
以下、生徒による日記です。
午前中は調理実習でWelsh Cake を作りしました。一見簡単そうだけど形が崩れやすいので結構難しかったです。あと、日本の遊びを年下の人たちに披露しました。けん玉やら折り紙、楽しんでくれたので良かったです!昼は蒸気機関車に乗って滝を見に行きました。景色が本当に綺麗でした。
放課後は、夜ご飯を公園で食べ、遊んで、ホストスチューデントのLの家におじゃましてから帰りました。この日常に慣れてしまって、あと2日しか残されていないと考えると、本当に悲しくなります。貴重な残り時、1分1秒無駄にせず有意義に過ごしたいです。
明日はSports Day(体育祭)に参加する予定です。
2019 / 7 / 7
英国派遣も折り返しの日を迎えましたが、全員まだまだ元気です。
今日は全日ホストファミリーとの自由行動日でした。各家庭でそれぞれ別の行動でしたので、今日は日記のみ紹介させていただきます。
午前中はEと買い物をしました。スイーツや雑貨やコスメなどいろいろな店に連れて行ってくれて買いたかった物も買えたので嬉しかったです。午後はS達とクッキングをしました。Apple Amberというアイルランドの料理を初めて作ったのですが、簡単かつとてもおいしかったです。家に帰ったら家族に作ってあげたいです。その後はEの家に帰ってpastitsioというギリシヤの料理
(Eのお母さんがギリシヤ人だからです。)を食べました。好みの味でほっぺが落ちそうなほどおいしかったです。食後は七夕について教えてあげて一緒に短冊に願い事をかいたり、Eと一緒にハマっているマリオカートをしたりしました。とても充実した1日でした!
2019 / 7 / 6
ウェールズで迎える初めての週末です。
6日(土)はアベリストゥイスの街を離れ、バスでおよそ3時間、ウェールズの首都カーディフに向かいました。
途中、カーディフの市街地からほど近い位置にあるセントファガンズ国立歴史博物館に立ち寄り、昔のウェールズの住居やカーディフ城を見学しました。
その後、短い時間ではあるもののカーディフ市街でペングライス生とともに町歩きを楽しんできました。英国に来て初の都会ですが、古い建物と新しい建物が入り混じった光景は大阪と少し似たところがあるように感じたでしょうか。
以下、生徒による日記です。
7 / 6
今日はウェールズの首都、カーディフに行きました。片道3時間ほどかかるバスの中で、ゲームをしたり、おしゃべりをしたり、みんな楽しんでいました。
まず、セントファガンズという歴史博物館へ。石造りの建物や、綺麗な庭があって、結婚式も行われていました。その後は、カーディフでショッピング!タピオカドリンクを飲んだり、日本へのおみやげを買ったりしました。思っていたより時間がなくてあまり買い物ができなかったのが残念でしたが、同じグループのペングライス生とたくさん喋ることができて、とても楽しかったです。
帰り道、バスの車窓から見える夕日がとても綺麗で、みんな頑張って写真を撮っていました。私と同じ家の2人は、帰宅前にホストティーチャーに山の上まで車で連れて行っていただいて、頂上からの景色を楽しみました。牛や羊の群れがいて、空の日の入り後のピンク色、遠くにアベリストウィスの街が見えて、まさに絶景という感じでした。もう6日経ったというのが信じられませんが、残りの期間も全力で楽しみたいです!
2019 / 7 / 5
今日は終日ペングライスの授業に参加しました。
地理の授業ではペングライスの生徒たちが日本のことについてかなり詳細に調べてプレゼンテーションを行っており、大手前生にも積極的に質問を行ってくれました。
また、今回の交流でペングライス側の受け入れを主に担当してくださっている先生より基礎的なウェールズ語についての授業も行っていただきました。
アルファベットを使っている英語と似ているようでありながらも、同じ単語でも前に来る語の音によって頭文字が濁るあたりが日本語のいっぽん、にほんといった感覚と似ているなど、様々な発見がありました。(例えば前の単語によってカムレーグ[ウェールズの]がガムレーグに変化します。)
授業の後には派遣生徒たちで日本の遊びを紹介しました。
教室内で行った「フルーツバスケット」・「椅子取りゲーム」に加え、写真にあります広大な校庭では「だるまさんがころんだ」を紹介しました。
ウェールズにもそれぞれよく似たゲームがあるらしく、すぐにペングライスの生徒もルールに馴染んでくれていたようです。日本からは遠く離れた地ですが、子どもたちの遊びの普遍性を感じた瞬間でした。
以下、生徒による日記です。
今日はこれといった行事はなかったのですが、このような何気ない日常もが、イギリスにいるというだけですごく楽しくて幸せで充実していると感じます。
今日の3時間目の地理の授業では年下の生徒の日本についての発表を見せてもらい、質疑応答をしました。生徒たちはすごく鋭い視線から質問を投げかけてきて、イギリスは積極性やプレゼン能力に富む子どもたちが日本よりも多いと個人的に思いました。午後からはみんなでウェールズ語を学んだり、日本のゲームをしたりして楽しみました。
明日は待ちに待ったカーディフでのショッピングです。体調を崩さないように気をつけて、明日からもまだまだ楽しみましょう!
2019 / 7 / 4
英国といえば雨、というイメージがあるかもしれませんが、今年の英国派遣はこれまでのところ好天に恵まれ続けております。むしろ例年になく暑く、汗ばむ陽気が続いていますが、今日も全員元気に過ごしております。
今日はペングライスから歩いてすぐの距離にあるウェールズ国立図書館への訪問、Year 7(日本で言うところの小6〜中1にあたる学年)の生徒たちによるプレゼンテーションの授業の見学、サーフィン体験を行いました。
派遣生徒たちは今回の交流に向けて様々なプレゼンテーションの準備を行ってきました。その甲斐もあって、プレゼンテーションの授業では子どもたちにアドバイスをすることができました。
英国でに限らず、これが初めてのサーフィン体験という大手前生が多いようです。サーフボードの上に立つのは想像以上に難しかったようです。
以下、生徒による日記です。
今日は午前中にペングライス校の近くにある国立図書館を訪れました。
そこでは図書館の方がツアーと説明をしてくださいました。その中で一番興味深かったことは、ウェールズで出版されたりウェールズ語で書かれたりした本は、3冊それぞれ別の場所に保管しているということです。このことからウェールズという独自の場所を守って後世に伝えようとしているのだという事が伝わってきました。
午後は海でサーフィンをした後、手作りのバーガーをいただきました。海にはクラゲがたくさんいて、スイムスーツを着ているとはいえ少し怖かったです。サーフボードを使ったアクティビティはどれも楽しかったです。浜辺(砂ではなく石の浜辺でした)にあがる頃には皆びしょ濡れになっていました。
ここ3日間とても良い天気に恵まれて嬉しく思っています。残り6日間のウェールズでの生活をいっぱい楽しみたいです。
2019 / 7 / 3
派遣3日目。移動の疲れは多少残るものの、全員元気に過ごしています。
姉妹校であるペングライスから約2km、長い坂道を下るとプロムナードと呼ばれる海岸のエリアに出ます。今朝はホストファミリーとともに海岸沿いを散策したのち、カーディガン湾を見下ろすコンスティチューションヒルを登りました。
午後は授業に参加させていただきました。
DT(Design and Technology)の授業ではコンピューターを用いてキーホルダーのデザインをペングライスの生徒とともに作成しました。
以下、生徒による日記です。
昨日早く寝たせいか、今朝はとても早い時間に目覚めたので久しぶりに日本のクラスメイトとビデオ通話をしました。
今日は午前中観光の日で、町に出かけた後に丘に登りました。丘からの海は本当に絶景でした!この2日間ずっと同じ場所に来ているけれど、毎回毎回とても感動します。日本ではあまり味わえない最高の景色だと思います。
午後からは日本人みんなで、技術の授業でストラップ作りをしました。パソコンの使い方が難しいかったのですが、ペングライス校の生徒がとても分かりやすく丁寧に教えてくださり、何とか作る事が出来ました。
放課後は友達と友達のホストスチューデント6人でまた同じ丘に電車で登りました。何度見てもそこからの景色は美しかったです。
夜ご飯は念願のFISH&CHIPSを食べました。ビーチで食べたので、とても気持ちよかったです。その後に、みんなで公園であそびました。みんなで思いきり叫んだり遊んだりできて、すごく楽しかったです。ウェールズの緑に囲まれながらゆったりと生活するところが、とてもいいなと思いました。
2019 / 7 / 2
ケレディギオン州の教育省令により、生徒宅にホームステイをすることができませんので、英国派遣では交流校であるペングライスの先生方のお宅にホームステイをしております。そこでお世話になる先生方をホストティーチャー、そして、日中派遣生徒との交流を主体となってすすめてくれるペングライスの生徒をホストスチューデントと呼んでいます。
アベリストゥイスに到着後、ホストティーチャー宅へ。
2日目となる今日はホストスチューデントとの対面式がありました。
事前にメールでやりとりをしていた生徒もいましたが、それでもやはり初対面は緊張の瞬間だったようです。その後授業に参加し、大手前高校とはずいぶん様子の違う授業の雰囲気を早速体験することができました。
以下は派遣生徒による日記です。
今日はホストスチューデントと対面の日。それでもやはり緊張してしまう。授業を見せてもらったあと、放課後にホストスチューデントの、Tと過ごした。彼は3年前にカナダからウェールズに引っ越してきたらしく、さらに両親がそれぞれ違う国に住んでいるそうだ。そのため、家庭内の公用語はなんと英語ではない。何という言語か忘れたが、ラテン系の言葉のような気がする。
川で石投げをして遊んだり、散歩をしながらお互いのことを語りあった。もっとTと話をして仲良くなりたい。
2019 / 7 / 1
日本時間午前8時半、関西国際空港に集合。ここからウェールズへの長い旅路が始まりました。アムステルダムを経由して、バーミンガム空港に到着するのは日本時間で深夜1時ごろとなります。そこから鉄道での移動を経てアベリストゥイスに到着するのは、日本時間で深夜4時ごろ。ほぼ1日かけての大移動です。
以下は派遣生徒による日記です。
とにかく移動、移動の日だった。小一時間寝ては飛行機のモニターを見て、まだロシアか。というようなことを何回も繰り返していた。地球が自転する向きと反対方向に向かっていたので、普段の生活ではありえないほどの時間を日にあたりながら過ごした。おかげで時差ボケがひどく、バーミンガムに着く頃には疲れ切っていた。
派遣生徒の中には、自分のように疲れた人もいれば、何故か出発前よりも元気を出している人もいた。バーミンガムからさらに3時間列車にのってようやくアベリストウィスの街へ到着。日本を出発しておよそ20時間。長い旅が終わったが、これから待ちに待った英国派遣が始まる。