生徒が、国語、歴史、経済、文化、数学、物理、化学、生物、地学、英語、保健、体育、家庭、音楽、情報など、自身にとって関心の深い分野についてテーマを考え取り組んでいる課題研究の発表会が、2月1日(土)に行われました。2年生全員が、ライフサイエンス(LS)コース187名とサイエンス探究(S探)コース173名に分かれて発表しました。発表本数は106本でした。
大手前高校では、生徒は1年次より探究授業に取り組みます。1年次で資料調査や効果的なプレゼンテーション、統計を学び、2年次の9月よりグループに別れて話し合いと文献調査を重ねてテーマ設定を行い、2年次の10月より本格的な調査や打ち合わせ、実験、統計などの研究をします。そして、2年次の1月より、担当の先生の助言を受けながらポスター作成とプレゼンテーションの練習をします。2年生(78期生)は、今回の課題研究発表会で、卒業生や大学・大学院の先生、1年生、本校の教員などの聴衆へ、緊張しながらも堂々と発表を行いました。発表を終えて、
「いろんな方々に“面白いね”と言って頂けたのが、とても嬉しかったです。新たな実験方法について多くの方からアドバイスいただき、とても有り難かったです。」
「いろいろな人に、研究内容を説明することを繰り返すなかで、分かり易くするために工夫を重ねる経験ができた。」
「オリンピックの費用について調べた表に対して、物価の上昇をふまえた表なのか、という質問をいただいた。私たちは、当時の物価での費用をまとめてしまっていて、適切な分析ができていなかったと感じた。過去のデータと今のデータを比較する時は、その時代の社会情勢まで考える必要があることを学んだ。」
「正直発表前は、実験と扱っている物質について完璧に理解できてはいなかった。ポスター練習するうちに、反応の末に得られる物質の化学構造についてしっかりとした理解ができた。」など、この課題研究発表を通じて自身の成長と課題を感じ、多くの学びを得ることができました。
ライフサイエンスコースの生徒は、3年次にこれまでの研究を英語でまとめて発表する予定です。サイエンス探究コースの生徒は、大学・大学院の先生等からの専門的な指導助言をヒントに、さらに研究を進め、3年次の7月にオーラルプレゼン形式による最終発表を行う予定です。



















